2008年3月25日 (火)

ラララライ

「オー!マイキー!」を見てて思ったけど
藤崎マーケットの2人って
やっぱりどうみてもマネキンだわ。

一番近いのはマイキーのパパかな。
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あの笑顔と固まった首。
うん似てる。


マイキーの映画はマイキーの短編がえんえん
続くなかなか拷問みたいな作品やったけど、
後半になってくるとだんだんおもしろくなってきて
もうなに見てもおもしろいっていうハイなテンションで
最後のほうは思いっきりケンカする双子とか出てきただけで
一人で大爆笑してしまった。

なんだか恥ずかし悔しいな。

『狂わせたいの』も見たけど
作中の女子たちの京都弁が好き。
「おにいさぁーん、よってってぇやー」とか言いたい。
「このドアホ!ドアホ!」とか言いたい。
「ほな、はじめよかぁ」とか言いたい。
目指せクレイジー京女!

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2008年2月15日 (金)

秒速5センチメートル

ずっと観たかった映画。
やっと観た!

『秒速5センチメートル』
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小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く…。貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、そして彼らの魂の彷徨を切り取った表題作「秒速5センチメートル」の3編を収録した連作短編アニメーション。


この人の映画のパンパン切ってたたみかける感じの
編集が割りと好きだったりする。
風景、音楽、言葉、この3つがそれぞれ好きで、
延々続く遠野くんのモノローグのうっとおしい感じも
個人的にはツボです。笑
でも一つの映画としての感動がなったかなぁ。

いや、感動しなかったというと嘘になるけど。
圧倒的な情景美はあいかわらずすげぇし、
断片的なシーンがかなり好きだったりするし。

うーん、なんと言うか、
桜を見れば思い出す人がいる。
この曲を聞けば思い出す人がいる。
しかも、その人ともう出会うことはないと思う。
それはとっても切ない感情。

でも、それは私個人の思い出の体験・感情であって、
この映画から受けた感情じゃないと思う。
「映像がキレイやなぁー、、」っていう感動はあれど、
もっと根底の、
私の心をつかむ物を生み出したのは一つの“映画”じゃなくて、
映画の中にある“風景”と“音楽”が呼び起こした
私の“記憶”なんだろうなぁ。


1、2は、初恋をした二人の話。
あくまでも遠野君とあかりちゃんの話で終わっていれば
また違う印象やったのかもしれないけど、
最後の「秒速5センチメートル」で、
あの曲のプロモみたいなのが始まって、
「この映画を観てるあなたたちも、似たような恋しませんでしたかー、
 この映画と重ね合わせて誰かを思い出してませんかー。」

って言わんばかりの情緒的な終わり方
(思い込みかもしれないけどさ。)
が好きじゃない。

思い出したよ。悪いですか。
遠い遠い昔の記憶を。
なんか策にはまったようで嫌ですね。

背景の紫色が好き。空って青じゃないよなぁ。
あと、でかいおにぎりかわいい。

ちなみに私は恋をしていた時に、おもいっきりリアルタイムで
この曲を聴いてしまいました。
リアルタイムにこの曲はやばい。
自分のために作られた歌だと本気で思った。
そんなとこにいるはずもない所を、
偶然をよそおって会うためにうろうろしまくったさ。

今でも「One more time,One more chance」聞いて思い出すのは、
あの時のあの姿のままの、
あの頃とても好きだった男の子です。

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某卒製の
あのカットに似ている。

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2007年10月30日 (火)

時空を越えても、変えたい未来がある

久しぶりに映画館のオールナイトに行った。

ファンタスティック・ハロウィン
時空をかける映画・世界選手権オールナイト

です。
『時かけ』を映画館で見れる最後のチャンスかもしれん!
と思い帰るついでに前売り券を買いに行ったら
整理番号ゲット。

、、、もっとみんな注目しようぜー。

なんかそこまで本気じゃなかったのに
すごい急いで買ったみたいになったやーん。


『不思議惑星キン・ザ・ザ』
1986年/旧ソ連/135分
監督・脚本:ゲオルギー・ダネリヤ
音楽:ギア・カンチュリ
出演:エブゲー二一・レオノフ/ユーリー・ヤコブレフ/スタニスラフ・リュブシン
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砂漠の星にワープしてしまった2人の男が、異星人の野望に巻き込まれながらも地球への帰還を模索する。若者の圧倒的な支持により、ソ連全土で1520万人という驚異的な動員を成し遂げ、日本でも、いっぺんに観客を魅了した。


これ観た次の日会った人に
「クー!」
って言って挨拶したらすごい可哀想な眼で観られました。

無茶苦茶な映画でしたが
最後になぜかしんみりとして。

宇宙船がブンブン飛んでるような星なのに
人間はとても原始的というか。
差別も普通にあるしね。

笑えるんやけどどこか根底が冷たく切実な
映画だなーと思った。

『ギャラクシー・クエスト』
1999年/アメリカ/102分
監督:ディーン・パリソット
出演:ティム・アレン/シガニー・ウィーヴァー/アラン・リックマン
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熱狂的なファンを持つSF番組「ギャラクシー・クエスト」。今日もある都市でファン集会が開かれていたが、招待された出演者の前に奇妙な4人組が現れ“自分たちの星を侵略者から守って欲しい”と助けを求めてきた。実は彼らは本当の異星人で、TVでの彼らの活躍を本物と思い込み、番組そのままの宇宙船も用意していた。「スター・トレック」のパロディー満載の本格SFコメディ。

いやぁね、予想外にすごく面白かったのよ。
SF、笑いの面白さもあるけど、
自分達の出演するドラマを“歴史的ドキュメンタリー”
と思ってる超純粋な宇宙人の期待にこたえるために
しぶしぶ宇宙にて任務&戦闘をするうち、
演技を超えた湧き上がる感情、取り戻す自信、
なにはともわれついた嘘が現実になって、
最高のハッピー・エンドを迎える様は
なかなかに感動するものがあります。

爆発の危機を救うオタクの少年が良いね。
あの純粋さはサーミアン星人を越えるんじゃないかと思う。

さぁ皆さんも一緒に!
「ネバーギブアップ!ネバーサレンダー!」


『ラン・ローラ・ラン』
1998年/ドイツ/81分
監督・脚本・音楽:トム・ティクヴァ
出演:フランカ・ポテンテ/モーリッツ・ブライプトロイ/ヘルベルト・クナウプ
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「助けてくれ、12時までに金を作らないと殺される」恋人からの電話のタイムリミットは20分。「待ってて、お金は何とか作るから」彼女は受話器を投げ出すと、ベルリンの街へ飛び出した。走れ、ローラ、走れ! その運命と結末をマルチパターンで見せつつ、「愛は山をも動かす」という力強いメッセージに貫かれたラブストーリー。

初めて観たのですが
予想を超えるとんだスタイリッシュ映画で
ビックリした。

関係ないけど絶叫するローラが
「ブリキの太鼓」のオスカルに見えました。

『時をかける少女』
2006年/日本/100分
監督:細田守 原作:筒井康隆「時をかける少女」
声の出演:仲里依紗/石田卓也/板倉光隆/谷村美月/垣内彩未
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高校2年生の紺野真琴は、時間と空間を自在に跳べる不思議な力、“タイムリープ”を手に入れる。そしてそれを、躊躇無く日常の些細な不満や欲望の解消に費やす。だが、親友との関係もタイムリープでかえってややこしく、厄介な状況に陥っていく。走り出したら止まらない、青春爽快傑作アニメーション!!

君が観たかったんだよ。
君を観に私は夜中に京都に一人映画館にいるわけだよ。

最初はけっこうダラダラした感じで、
あれー期待しすぎたかなーとか思いながら観てたけど、
後半の、自分がタイムリープして時間を戻したせいで
変にねじくれた人間関係をなんとか修復しようと
飛びまくる真琴の姿にワクワクして、
ヘラヘラ笑ってわんわん泣きまくる情けなさ、
ここまでバカみたいに走って走って走りまくれる
この若さというか純粋さ。
そんなものに心うたれ、
「なんだか良い。うん、良いよ!」
と思いながら観た。


全部面白かったので一睡もしないまま劇場を出る。
帰り際にカツェ(マッチ)を一本もらった。
(←キンザザを観ればその価値がわかる)

一本むき出しのマッチをもてあそびながら、
外に出ればもう朝日。
なんだかとっても全力ダッシュしたい衝動にかられた。

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2007年10月27日 (土)

『HERO』

久しぶりに映画館で映画を見た。
『HERO』
2007年 日本 130分
監督 鈴木雅之
出演: 木村拓哉 、松たか子 、大塚寧々 、阿部寛 、勝村政信 、小日向文世 、八嶋智人 、角野卓造 、児玉清 、松本幸四郎 、森田一義 、、、
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東京地検城西支部に再び戻った久利生は、ある傷害致死事件の裁判を任されるが、容疑者が初公判で犯行を全面否認、無罪を主張したために思わぬ事態を迎えてしまう。被告側の弁護士・蒲生は“刑事事件無罪獲得数日本一”の超ヤリ手。さらに事件の背後には、大物政治家の花岡練三郎が糸を引いていることを突き止める。 (シネマトゥデイ)


連続ドラマもスペシャルドラマも観た事ない私が
この映画を観に言ったのは、
私がこよなく愛する韓流のあの人が出てるからですけど
なにか問題でも?

その韓国の彼のシーンはほんとうわさで聞いたとおりの
とってつけたようなシーンで、
いてもいなくても流れにはまったく影響を及ぼさない
役どころでした。
5分どころかちゃんと画面に出てきたのは
3分くらいじゃないのか?と言いたいですが、
最高のカメラ目線で「彼女を離すなよ。」とカッコつけて言う
その姿だけに出演料を払う価値はあるんだろうなと感心してみてました。


普通に2時間のドラマとしては面白いんだろうけど、
これを1800円払って映画館で映画として見るのはなんか
違うなーとか思ったり。
まぁ結果的に無料で見たから文句無いですけど。

何が一番面白かったかというと、
一緒に行った人が感動して泣きそうになってたこと。
「感動!?どこでですか!?しましたか!?」
って5回聞きました。
「涙をこらえるためにタモリのサングラスを見つめてた。」
という返事がきました。

まぁ「おもしろくない!」って文句言う人よりは
楽しんでくれてたほうが100倍くらい私も嬉しいですが、
まさか泣くまでとは。
涙を見せまいと汗かきながら我慢してたというエピソードが
何より面白かった。

世の中にはいろんな涙腺があるんだなと思った夜でした。

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2007年10月20日 (土)

『花とアリス』

ここ3日くらい地味にちょっと精神状態が鬱で、
ちょっとこれはやばいなと思った時、
なぜかふと
「そうだ、岩井俊二をみよう。」と思い、
見ました。少女達の世界を。
「リリィ・シュシュ」にしようかとも思ったけど
なんか落ちて立ち直れない気がしたので。
それは中止。


『花とアリス』

2004年 日本  135分
監督 岩井俊二
脚本 岩井俊二
出演: 鈴木杏 、蒼井優 、郭智博 、、、、

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幼なじみのハナとアリスハナは落語研究会に所属する高校生・宮本に一目惚れ。同じ部活に所属し、なんとか宮本に近づこうとするハナ。そしてある嘘をついたハナは、宮本と急接近する。しかし、その嘘がバレそうになり、さらに嘘をつくはめに。しかもその嘘がきっかけで宮本がアリスに恋心を抱いてしまい……。


ながら見したことはあったけど
ちゃんと観たことはなかったのですよね。

私この人の映画ってなんか、、、
うまく言えないけどなんか、、、違うんですよね。
違うって言う言葉も違うような気がするくらいなんか、、、
面白いし好きなんですけど、なんていうか、、
すごく作り物のような気がするし、
でもそれがリアルなのかもしれないし、
とても曖昧な空気が漂ってて
それに心惑わされるというか。
うーん、、、
この人の中の究極の妄想を形にしたら、
すごくリアルに近い嘘ができてしまった、みたいな、、、
感じですかね~、、、


ま、そんな小難しいことを考えるのはやめて映画の話!

疲れた心と考えることを休止した脳みそには
とてもしみいるものがありました。

なんだかギリギリ泣きそうになってしまいました。
でも泣きませんでした。
私が泣く前にハナが泣いたから。
泣く前にアリスが笑ったから。

ハナの一生懸命な自分勝手さ、
まっすぐというよりは猪突猛進な彼女に
引きつつも笑ってしまい、
でもそんなに個性が強いハナを
凌駕するアリスの存在感は
やっぱり蒼井優の力なのかと思いつつ。


鈴木杏も蒼井優も普通にしてりゃかわいいのに
けっこうブサイクな時が多々あって、(特に鈴木杏)
でもくるくる変わる表情のかわいらしさがうらやましくて。


全体を包むパステルの世界と
優しい音楽になんだか心救われました。
アリスのバレエシーンはもうなんかすごい。
5分近くあったけどもうすごい見入ってしまう。
しかし私はヒロスエの電話のインサートはまったく
いらなかったと思う。


全然悲しくないのに感動するわけでもないのに
なぜだかふと泣いてしまいそうになる不思議な映画でした。


うん、なんかゆっくりした映画を観たのも久しぶりかも。
うん、がんばるよ。
うん、がんばれるよ。
まだまだ。

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2007年10月14日 (日)

この映画でこの役を演じるために生まれた人間っているんだなと思った夜。

「人間は神が創ったということは僕は信じられない。
 神が創ったものとしては人間は無情すぎ、不完全すぎる。 
 しかし自然が生んだとしたら、
 あまりに傑作すぎるように思えるのだ。 」

って昔の人も言ってましたが、
そんな人間の本質を見極めるべく、
今回映画を観賞したわけで、、、

っていうのは冗談で、
そんな小難しいことを考えたわけじゃなく
ただたんにすごくすごくすごく観たかった映画二本で
一人オールナイト開催!
内容は二本とも違う種類のグロテスクさを持った映画ですが、
とても幸せな気持ち。二本ともおもしろかったから!


『ベニスに死す』
1971年  イタリア 131分
監督 ルキノ・ヴィスコンティ
出演:ダーク・ボガード 、ビョルン・アンドレセン 、シルヴァーナ・マンガーノ 、ロモロ・ヴァリ 、マーク・バーンズ 、ノラ・リッチ

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静養のため訪れたベニスで、老作曲家は、ふと出会った少年に理想の美を見出す。以来作曲家は、浜に続く回廊を少年を求めてさまよう。疫病に罹ってもなお、死化粧をその顔に施させ、ヴェニスの町を徘徊し、やがて疲れた体を海辺のデッキチェアに横たえる。波光がきらめく。満足の笑みを浮かべつつ涙し、化粧は醜く落ちていく……。

久々に、映画を観て泣いてしまった。

おじさんっていうかおじいさんに近い男の人が
一目見て心奪われた美少年を追いかけて
浜やら夜の町を徘徊する姿に
もうなんか心やられてしまったのですよ。

同性愛的な要素はあんまり感じないけどね。
なんていうか、性の匂いがしない。
あるとしたらとても精神的なものだと思う。
音楽家として美を求め続けていた彼を打ちのめすように
目の前に現れた、自然が作り上げた美、それがその少年。
ただただ目の前の美しいものに心奪われ、
近づくことも声をかけることもできないまま
見つめ続けるだけ。
唯一、家族に話しかけたとき、
タージオに髪に触れた彼の手の小刻みな震えがもう
どうしようもなくむなしくてもどかしくて。
化粧をして、花を胸にさした時のうれしそうな表情が
とても哀しくて。
依存に近い執着、もう狂気ですよ。


全編とおしてぜんぜん“暑い”感じがしなかったんやけど、
ラストシーンだけ、
ジリジリ照りつける太陽と汗で流れ落ちていく化粧を見て
初めて暑さを感じた。
髪を染めていた黒い液が顔をたれるのにもかまわず、
水面を遊ぶタージオの幻影のように映る姿を観ながら
幸せそうに横たわる彼を観て、なんともいえない
息苦しさを感じた。


私はヴィスコンティの映画は好きなんです。
なぜなら圧倒的に退屈な時間が長いから。
でもそれがダルくないんですよねー。
なんていうか、とても贅沢な退屈なんです。


『ブリキの太鼓』
1979年 フランス/西ドイツ 142分
監督 フォルカー・シュレンドルフ
出演: ダーヴィット・ベネント 、マリオ・アドルフ 、アンゲラ・ヴィンクラー 、ハインツ・ベネント 、ダニエル・オルブリフスキー 、シャルル・アズナヴール

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オスカルは3歳で大人の世界に絶望して成長しないことに決めた。12歳になっても16歳になっても小さいままだったが、それと同時に叫び声をあげるとガラスが割れるという超能力を身につける。ポーランドのダンチッヒを舞台に、3歳で自らの成長を止めた少年オスカルの視点で、1927年から1945年の激動の時代を描いた異色の大力作。

まぁなんというか、
とりあえずこっちを後に観て良かったです(笑)

きもちわるい。
眼を背けたくなるような、「うっぷっ」っていう吐き気を
もよおすような気持ち悪さ。

グロテスクな描写はいっぱい出てくる。でも思うんやけど
子供って基本グロテスクなもの好きよね、
っていうか興味あるっていうか。
大人が汚いと思うものを簡単に触っちゃうし、
大人の世界も覗き見たがる。
嫌悪感とかモラルを越えた純粋な好奇心。
そんで、母親がいなくなれば探し回るような、
太鼓を取られたら叫びまくるような、
好きな物への明快な執着。


大人の世界を拒絶し、自ら成長を止めたオスカル。
生まれた時から眼だけ死んだ魚のように成熟していた彼は
眼の前の大人たちの奇怪な世界をただただ見つめ続ける。

もうオスカル君がほんと凄い。
演技だとしても怖い。こんな子供愛せない。
声がやたらとダミ声で怖いんよね彼。
マリアに抱きしめられたとき、
ネックレスの玉を指でころころさせながら遠くを見つめる表情に
本当にぞっとさせられた。


そして!各シーンごとの描写の衝撃が強烈すぎて、
全体の内容というよりは断片的に
映像・エピソードを覚えているというようなかんじです。
よって一つの映画として考えた時に正直これが
面白かったのか自分でも不確かです。

好きなシーンをあげれば、
オスカルの太鼓のリズムに合わせて集会がワルツ会場みたいに
なってしまうとこと、
牛の頭からウナギが大量に出てくるのを見て
吐きまくるお母さんを横目に
太鼓を叩きまくる彼の姿でしょう。


戦争が終わって、父親も死んでしまって、
傍観者の立場を辞め成長することに決めたオスカル。

でも最後に思った。彼は成長を止めたんじゃなくて、
ただ成長できなかっただけなんじゃないかって。
今となってはわかんないけどさ。


2本見て、
ベニスの方のタージオ役のビョルン・アンドレセン も、
ブリキの方のオスカル役のダーヴィット・ベネントも、
彼ら以外にこの役・人間を映像化できないだろうというくらい、
完全な人物像やった。
タイトルでも書いたけど、
この映画でこの役を演じるために生まれた人間っているんだなー
って心から思った。


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2007年10月 7日 (日)

吉原でジュリーをはさむオールナイト

会社の人と、「尾道三部作オールナイト」をしよう!!
と意気揚々とツ○ヤに乗り込んだら、
さびしんぼう、時かけは借りられてて、
転校生に関してはそもそも棚にない。
「DVD化されてないの!?」と怒りつつ、
あらたなオールナイトの題材をさがす。

「もうこうなったら全然青春とか爽やかとかいうのを感じない、
 むしろドロドロ重たそうなものを観ましょう!」
ってことで、

変なテンションで選んだ3本でオールナイト。

一本目
『赤線地帯』
1956年 日本  86分
監督 溝口健二
出演: 京マチ子 、若尾文子 、木暮実千代 、三益愛子 、町田博子 、川上康子

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赤線地帯にある特殊飲食店「夢の里」を舞台に、さまざまな境遇の女性たちがたくましく生きていく姿を描く群像ドラマ。ある日、夢の里に下働きの少女がやって来る






うん、良かった。
オープニングの奇妙な電子音から心をつかんで離さない。
「ポォーン」「ピィィィィーン」「ハァー」みたいな
イメージ違ってちょっとびっくりしたけど不安感満載の音。
そこから始まる物語。

いろいろな環境、いろいろな思い。
5人の女性達のドラマはそれぞれとても深い。

なんていうか、
結局だれも現状も変わらないのがいいですねー。
唯一娼婦から脱却した一見勝ち組のやすみも、
この地帯の中で生活してるわけですし。
(まぁゆめさんはあぁなってしまいましたが)

みんないろいろ不幸ですが、あくまでなんか
他人事として感じられる淡々とした感じが良かった。
体を売ることは確かにかわいそうだ。
でもそうしなければ生きていけないしそれが生きる道だ。
それを選んだ彼女達に悔いなんて無いんだろうな。
だって食べていけないんだもん。

ラストシーン、初めての店出しの少女が
おびえながら小さな声でお客を呼び、また柱に隠れる様子に、
またあの音が流れてきて終わる。
これから彼女の、体を売って稼ぐ生活が始まる。
先に女達の過酷な現実を見た私には
とても心苦しいラストシーンだった。


京マチコ演じるミッキーの登場シーンはほんとかわいい&笑える。
貝殻の上に乗って「うちビーナスや!」っと言ったり、
女将的な人に紹介された時に「八頭身や!」って言ったり。
爆笑してしまった。

あと、木暮実千代さんの薄幸のメガネ姿はとてもステキ!


そして2本目。
『太陽を盗んだ男』
1979年 日本 147分
監督 長谷川和彦
出演: 沢田研二 、菅原文太 、池上季実子 、北村和夫 、神山繁 、佐藤慶

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原爆をつくり上げた中学教師が、国家を相手に理不尽な要求を突きつけていく痛快犯罪サスペンス。中学校の理科教師、城戸誠。東海村の原子力発電所からプルトニウムを盗み出し、自宅のアパートで原子爆弾の製造に成功する。城戸は原爆を武器に、警察に対してプロ野球のTV中継を最後まで見せろと要求。続いて城戸は、ローリング・ストーンズの日本公演をラジオ番組を通じて要求する……。


これもおもしろかったなー。

スタートからしてすごい。
「陛下にお話したいことがある。」
といって修学旅行中のバスを
バスジャックする軍服おじさん。(顔長い!)
そのまま皇居前で立てこもる始末で、
最後には手榴弾にてお堀の爆発シーン。
すげえなぁー、、、ゲリラじゃん、、、
やりたいことやってるなぁー、、、
こんなこと今じゃ絶対できないよな~、、、
企画出してももみ消されるやろうなー、、、


で、そんな思わせぶりな事件があしまして、
この事件に巻き込まれた理科の先生ことジュリーと、
バスジャックの事件解決に貢献した刑事こと菅原文太様が
対決していくわけなんですが。

ジュリーこと城戸先生が
たった一人で
・警官からの銃強奪
・海に潜り核施設に侵入
・施設侵入、警備員との銃撃戦の末プルトニウム強奪
・原子力施設を爆破、ロープを駆使し逃走
・自宅の普通のアパートの一室で核爆弾を作成

までして原爆を完成させる。
まるでスパイ大作戦やOO7を見ているよう。

んで、
核を作るっていう無茶を成功させるたのにもかかわらず、
「作ったはいいけど次に何をしたらいいかわからない」
城戸先生。
強大な力を持てばなんでもできると思った、
でもいざ、その力を得ると何がしたいのか自分でもわからなくなった。
うーん。核をもてあそぶ(足で!)城戸先生。
で、思いついた要求もまたなんだか適当で、

「プロ野球のTV中継を最後まで見せろ」
やら
「ローリング・ストーンズの日本公演」
やら。

なんて無茶苦茶!!

この国で核を作るっていう話をつくるのはそもそもすごいし
それを特に意思やら大義名分をもたない人間がやっちゃうのも
またすごい。
こんな荒唐無稽な展開が繰り広げられて
そのパワーに圧倒される。
荒いんですけど力強い。
そして笑えて怖い。

注目はもう一人の主役、菅原文太様(角刈り)の不死身ぶり。
ターミネーターかと見まがうほど。

カーチェイスで大破しても
ボコボコに殴られても
つかまってたヘリ(4階くらいの高さ)から飛び降りても
ピストルで体に何発撃たれても
まったく死なないの!!!文太様は!!

最後のジュリーとの乱闘シーンは
「文太さま!!それ、核!核だよ!!」
っとツッコミたくなるほど核に対してぞんざいな扱い。
最後にジュリーと投身を図る文太さま。核と一緒に、、、、!?!
「核、落ちる!!危ない、危ない!!」
結果的に核は木に引っかかるという奇跡で事なきを得ましたが、
そんな後先考えない文太さまが好きです。

飛び降りる前の、文太様の
「さぁ、、、行くぞ、、、9番、、、!」
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これね。





この最期のセリフはとてもシビレますね。

でも池上季実子を抱きしめながら口説くシーンはみたくなかったな。
「頭のいいお嬢さんだな、、、」
なんてセリフ、文太様の口から聞きたくなかった!笑


『吉原炎上』
1987年  日本  133分
監督 五社英雄
出演もしくは声の出演 名取裕子 、二宮さよ子 、藤真利子 、西川峰子 、かたせ梨乃 、根津甚八

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華やかな吉原遊郭に生きる5人の女性の姿を、『鬼龍院花子の生涯』の五社英雄が鮮烈に描いた実話がベースのドラマ。春夏秋冬各章のヒロイン4人と名取裕子演じる全編通してのヒロインが競艶、彼女たちを中心に、様々な人間ドラマが展開される。


これもおもしろかったなー。

ここまでやるか!ってくらい女優が脱いでた。
名取さんがめちゃめちゃにされてた。
西川峰子さんがめちゃめちゃになってた。
りの姉さんがめちゃめちゃすっぴんやった。

ここまで女優さんがやってくれたら監督も嬉しいでしょうね。
彼女達の情念、鬼気迫る迫力に朝5時~6時の眠いテンションも
吹っ飛んだ。

「さくらん」に通じるシーンが多々あり
「参考資料に観たんじゃないの?」と
一緒に観てた人と推測する。

あぁー炎上したなー最後。
そして映画も終わった。
でも観終わった瞬間、とても眠くなり意識が落ちた。

そんな感じのオールナイト。
どれもおもしろかったので満足です。
終わったあと二人でつけたタイトルは、
『根底にあるのは国家への反抗心か・オールナイト』
でした。

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2007年10月 3日 (水)

オズの魔法使い

さてさて、"西の魔女”関連の話を二つ書きましたが、
西の魔女というと無条件に思い出すのはやっぱり
オズの魔法使いでしょ。
「さーむでー♪おーばーざれぃんぼー♪」


『オズの魔法使い』
1939年 102分 アメリカ
監督 ヴィクター・フレミング
出演 ジュディ・ガーランド 、バート・ラー 、ジャック・ヘイリー 、レイ・ボルジャー 、toto
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竜巻の起こった日、ドロシーは愛犬トトと魔法の国に飛ばされてしまう。
家に帰るため、オズの魔法使いの住むエメラルドシティを目指す旅に出るが、
途中「脳みそのないかかし」「ハートのないブリキのきこり」、「勇気のないライオン」たちと出会う。
そして、それぞれ望みを叶えてもらうため行動を共にし、 色々な困難を乗り越えオズの魔法使いと対面する。

小さい頃すっごい好きやったなぁ~、、、
アニメとか毎週観てて、なんかアイススケートショーも行ったような。
ドロシーの吹き替えの声が鈴木蘭々やったような。
うろ覚えやけどそれくらいすきやったのよ。

魔法の靴(映画ではルビーの靴やったけど、
私が観てた本やアニメでは銀の靴やった。)
のかかとを3回鳴らせば魔法が使える設定で、
ちっちゃい頃よく履いてるスニーカーのかかとを鳴らして
竜巻を呼ぼうとしてた。
あぁ無邪気なあの頃、、、、


でもたぶん、ドリームでは終わらない
ある種のダークさが幼い私をひきつけた。
だってあれよ?
最初竜巻で家ごと吹っ飛ぶんよ?すごいやん!
しかもオズの国で到着した際、東の魔女踏み潰して殺すんよ?
すごい毒毒しい!
しかも死人が履いてた靴を奪うしね。
そりゃ西の魔女も怒るよ。

脳みそがないカカシとか、心がないブリキ、勇気のないライオンも
なんだか子供心にテツガクテキでドキドキしたし。


でも私が観てたアニメでは、オズからのプレゼントで
ブリキさんには布袋に入ったクギがわたされて、
「君が何か悪いことをしたと思うなら胸をたたけばいい。
 クギが君の心をチクチクさすよ。」
みたいなこと言ってたような。
子供心に「なんて適当!!」って感動したもんです。

映画は今回恥ずかしながら始めて見ました。
歌が良いねぇ~、わくわくする。
「なんたって、オズの魔法使いはすごいんだ~♪」
みたいのを仲間が増えるごとに歌う姿がかわいい。
しかもトトの名演っぷりたら!彼、すごい演技派。

カラフルなオズの国、夢のようやけどなんか端々に
毒毒しさを感じずにはいられない。
全体的に適当なことを適当に言ってる登場人物たちも
無責任で良いね。

田舎の純情娘、ドロシー嬢のラストの
「やっぱりお家が一番!」なんてセリフ、
めったなことが起きない限り出てこないよ普通。

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2007年9月30日 (日)

モンローナイト

久々開催オールナイト。
でも疲れてたから今回は2本。
テーマは“マリリン・モンローナイト!”

私彼女のこと結構好きなんですよ。

こんなにもこんなにも有名で世界中に愛されてるのに、
私生活では自らのセクシーさによるゴシップにまみれてた彼女。
ストレスで撮影中不機嫌やったっていうエピソードも多々あり、
それに連鎖してまた悪いうわさが立つ。
彼女は有名人になってどこまで幸せになったのか。
そんなことをいつも考えてしまうんです。

でも映画の中では彼女はいつだってチャーミング。
素敵な笑顔でこちらを見つめてくれてます。

『七年目の浮気』
1955年   アメリカ   104分
監督 ビリー・ワイルダー
出演: トム・イーウェル 、マリリン・モンロー 、イヴリン・キース 、ソニー・タフツ 、ロバート・ストラウス 、オスカー・ホモルカ 、キャロリン・ジョーンズ 、、

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雑誌社に勤めるリチャードの妻子が、バカンスで家を空けることになった。折り良く、同じアパートの階上に素敵な美人がやってくる。仕事柄、空想癖のある彼は、早速、彼女との浮気を考え始めるが……。恐妻家の中年男が、結婚七年目の浮気心を抱いたことから巻きおこる騒動を描いたコメディ。






うーん、何がおもしろいのかまったくわからんまま終了。
おっさんの独り言が多すぎてうっとうしい。
ただ世界中のおっさんたちの理想を具現化したような
マリリン・モンローのかわいらしさは確かにすごかった。
エロイ、とかセクシー、の領域を超えて、
ほんとうに「かわいらしい」人物像なんですよね。
明るくて無邪気で。
彼女を見るための2時間と思えば良いのかも。
あの超有名なシーン、
"地下鉄の風でスカートがゆらめく”
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これね。













このシーンが本編の中では意外とサッと
終わってたのに驚いた。
全身が映るとこがなくて。

特典映像観たらかなり検閲が厳しかったようで、
やむを得ず切ったのかしらと考える。


『お熱いのがお好き』

1959年 アメリカ 121分
監督 ビリー・ワイルダー
出演:ジャック・レモン 、トニー・カーティス 、マリリン・モンロー 、ジョージ・ラフト 、ジョー・E・ブラウン 、パット・オブライエン 、ネヘミア・パーソフ 、、

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禁酒法時代真っ只中のシカゴ。ギャングの抗争に巻き込まれ、聖ヴァレンタインの大虐殺を目撃した二人のバンドマン、ジョー(カーティス)とジェリー(レモン)は、ギャングの追っ手をかわすため女ばかりの楽団に紛れ込む。女装した二人はそこで歌手のシュガー(モンロー)と知り合い、ジョーは彼女に熱を上げるが女装のままではどうしようもなく、楽団を乗せた寝台車は一路マイアミへ。しかし、そこにはギャングの親分コロンボ(ラフト)一行も現れた……。

はらはらどきどきの2時間!
これでこそハリウッド!
万歳アメリカ!

とまでは言いませんが、
これは大好きな映画なのです。
すごくおもしろいじゃないですか。

ギャングの抗争現場を目撃して逃げるというサスペンスから、
女性だけの楽団に潜入するコメディ、
そこで出会った女性や老紳士(!)との恋、

いろんなものが詰まって疾走していく
ストーリーにわくわく。
素直におもしろいと思える映画。

モンローがストッキングにはさんでたお酒のボトルや、
ダンスシーンでくわえているバラの花などなど
小物の使い方がかなり好きです。
すべてが効果的。

最初の方の、寝台列車で女子団員たちが
「パーティーよ!パーティーよ!」って
ベッドに所狭しと集まってくるシーンは
かなりかわいい。

かの有名な、マリリンが歌う
“I Wanna Be Loved By You”も聴けます。

そして!
ラストの
「Nobody`s Perfect.(誰にでも欠点はあるさ!)」は
歴史に残る名セリフです。

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2007年8月23日 (木)

怪談

この前(2週間前くらい)久しぶりに映画館で映画をみた。
別にいいけど、まったく相手が興味の無い映画を誘っておいて
自分が爆睡するのはいかがなものか。
うん、別によくない。
うん、ちょっとムカついた。


『怪談』
2007年 日本  119分
監督 中田秀夫
出演: 尾上菊之助[5代目] 、黒木瞳 、井上真央 、麻生久美子 、木村多江 、瀬戸朝香 、津川雅彦 、榎木孝明 、六平直政 、光石研 、清水ゆみ 、広田レオナ 、西野妙子 、柳ユーレイ 、村上ショージ 、一龍斎貞水
Photo
煙草売りの新吉は三味線の師匠、豊志賀の所に出入りするうちに、いつしか深い仲になる。しかし、2人の間には自分たちの知らない深い因果が隠されており、新吉の父親は20年前に豊志賀の父親を殺していた。年の差を超えた新吉と豊志賀の恋物語は、ふとした言い争いからほころび始め……。 (シネマトゥデイ)

まったく観る気がなかったけど
ひょんなことから観ることになったこの映画。

しかしなんかなんとも言えない映画。
だってあんまり覚えてないんやもん。
ごめんなさい。

ショック的な怖さじゃなく、じっとりとした怖さがあると予想してたら
意外にそうでもなく、
手は出てくるわ蛇落ちてくるわで、
「あれ、そうゆうテンションでみてええの?」
って感じになった。
"背筋がスッと冷たくなる”あの感じ、
あれは無かった。

てなわけで怖くは無かった。
まぁでも怪談話って怖くないものだと私は思ってます。
怖さよりも人の業を説くものだと思っております。

、、、そんなことしか言えない私です。
だってほんとに特になんの印象も残らなかったんやから!


あ、いっぱい女優さんがいたけど
木村多江さんが特段きれいやった。

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2007年8月21日 (火)

台湾タイワン行きたいわん

ちょっと前にやった一人オールナイト、
今回のテーマは台湾タイワン!!

行きたいんよねー台湾。
なのでまず映画でお勉強。

この3つの映画、ポスターをこうやって並べてみると
それだけですごいかわいい。

恋愛回遊魚 (2000年 / 台湾/60分 )
監督: ウー・ミーセン
脚本: ウー・ミーセン
出演: チャン・ジャーホイ ツァイ・ツェンリャン イエ・シャオフー イー ツーイェン
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医大を卒業しながら30歳目前になったいまもまともな職に就かず、スチュワーデスと同棲しているダメ男ワン。自称レズビアンでCMに出演したこともある女子高校生ミャウミャウ。二人はラーメン屋で知り合った。ある夜、ミャウミャウは、恋人とTVゲームに興じていたワンを電話で呼び出す。ガールフレンドと別れたというミャウミャウを一晩中なだめるワン。以来、なんとなく付き合い始めた二人。そんなミャウミャウを探し続ける一人の青年。

断片的な映像をつなげることでなんとなくストーリーを
作っていったような映画だと思った。
そして根本的にみんなおんなじお顔に見え、
人の顔を覚えられない私は
誰がだれかイマイチわからん。
ただ主人公だけはすごいぶちゃいくだったので
すぐわかったけど。

台湾でのゆるーい日常とか、
けだるい空気、
女子校生ミャウミャウのかわいらしさ、
そうゆうふうに
たしかに画としての印象は残ったけど、
でも一映画として何を表現したかったのか、
わたしにはよくわからなかった。

余談ですが
女子が持ってただんご3兄弟が懐かしかった。



深海 Blue Cha-Cha (2005年 / 台湾/ 108分)
監督: チェン・ウェンタン
出演: ターシー スー ルー・イーチン レオン・ダイ リー・ウェイ
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刑務所を出所したばかりの女性アユーは、入所中に姉のように慕っていたアンを頼って、彼女が経営するクラブで働き始める。“頭の中のスイッチが入ったら自分では切れない”という心の病を抱え、薬を手放せないアユーだったが、さっそく彼女の美貌に惹かれた店の上客チェンがつくようになるが…。

一番眠い時間に見たのがいかんのか、
ゆったりとした音楽とテンポの映画に
とろとろに眠くなってしまった。
音楽は素敵。

全体的に何かが枯渇した映画。
そうゆう印象。

「こんな女嫌だな。」と思いながらも
近くにいたら多分助けてしまうんだろう、
そんな不思議な魅力はあるひとだった。

藍色夏恋 (2002年 / 台湾 /84分 )
監督: イー ツーイェン
出演: チェン・ボーリン グイ・ルンメイ リャン・シューホイ
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高校生のモンは、ある日、親友のユエチェンから恋の相談を受ける。その相手は水泳部のチャン。彼をよく知らないモンだったが、ある時、ユエチェンからラブレターを渡して欲しいと頼まれる。渋々学校の帰り道で自転車に乗ったチャンを追いかけ、手紙を渡すのだったが…。




これはこの映画というより、
この映画をとりまく私の個人的な思い出の方が強くて
あんまり観れなかった、直視できなかった映画でした。
まぁこの機会にラストを飾っていただきました。

これを観てる時、すでに時間は5時半~6時。
朝の群青色から日差しが差す中、
一人でボロボロ泣いてしまった。
前観たときはまったく泣きもうんともすんとも
いわなかったのになー。


誰の恋も実ってないのに、
なんでこんなに爽やかなんでしょうかね。


「何があっても俺はお前の味方だ」って言うチャン・シーハオが
少女漫画の主人公みたいで、
なんかほんまにカッコイイと思ってしまった自分が悔しい。

なんか泣いて精神的にリフレッシュしてしまった。
もっともっと映画を観ようと思った。
そんで台湾に行こう、と思った。

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2007年7月27日 (金)

大日本人だよ。

観ましたよ。
観たのですよ。
大佐藤さんを。
けっこう前に見てたけど
一回冷静になろうと思って放置してました。

内容とはさっぱり関係ないですけど、
これを観て一つわかったことは
私、板尾さんのことすごい好きみたいです。
『大日本人』
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2007年 日本 113分
監督 松本人志
出演: 松本人志 、竹内力 、UA 、神木隆之介 、海原はるか 、板尾創路 、、







これは、、、なんなのでしょう。

いや、たぶんもう一回みたいって思うことは無いんですけど、
そのぶん忘れられない何か衝撃のような。
軽いショック状態というかそんな感じです。

「え、ぇえ~!!」という彼独特の声を聞くたびに
こっちも「え、ぇぇえ~!」ってなった。

うーん、、、なんなんやろう。
内容がわからないんじゃない。
そもそもこれが何かわからない。


しかし自分が主演の映画で
こんなに自分をアップで撮れるなんて、
よっぽど自分愛してないとできないですよね。
私は絶対できないので少し尊敬しました。

見終わった後、一緒に観てた人と二人で
「・・・・・。」

せめて会話がつながる映画がよかとです。

だれかこの映画の魅力をおしえてください。
聞けば納得できるかもしれん。


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2007年7月23日 (月)

金田一さん、事件ですってば!

またまたやったぜい
ひとりぼっちA・N


『犬神家の一族』
製作年度 1976年
監督 市川崑
原作 横溝正史

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旧家の名士犬神佐兵衛の遺言状が公開されるが、莫大な遺産の相続者は佐兵衛の恩師の孫娘である野々宮珠世と結婚した者と記されていた。佐兵衛の孫にあたる3人の男はそれぞれ珠世を我が物にしようと企むのだが、やがてそれは連続殺人事件へと発展していく……。





『悪魔の手毬唄』

製作年度 1977年
監督 市川崑
原作 横溝正史

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文明社会から隔離され、古い因習がいまも力を持つ鬼首村(オニコベムラ)。
村に伝わる手毬唄。その歌詞に見立てた殺人事件が発生する。
事件解決を依頼された金田一耕助。
やがて、事件の背後に村を二分する二大勢力、
由良家と仁礼家の存在が浮かび上がってくる。
金田一は真犯人を見つけ出すため、
失われた手毬唄の秘密を追うが……。
石坂浩二の金田一耕助シリーズ第二弾。




『病院坂の首縊りの家』

1979年 日本 139分
監督 市川崑
原作 横溝正史

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シリーズ第5弾で石坂・金田一の最終作。
写真館で出会った娘の元を訪れた金田一は、
その“病院坂の首縊りの家”で繰り広げられている惨劇に出会う……。





の3つを見た。
どれもおもしろかったので、
全部120分越えしてるけど苦痛じゃなかった。
まぁこんなにたくさん人死んでるとこ見ながら朝を迎えたのは
若干拷問のような気もしますが。

でももう一気に見すぎて疲れたから一個ずつ書かない!
めんどい!すんません!

しかしおもしろかったのー。
好きなのー。
1カット1カットねぇ、
美しいって言うよりも
強烈な印象を与えるのよこの人の画。
その強さが好き。

んでなにがおもしろいって、
死体がおもしろいのよ。
不謹慎ですが。
とりあえずどれも最低3人は死ぬんですが、
その死体がすごいのよ。
ちょっと美しかったりちょっとおかしかったり
不思議な魅力があるのよ。
まぁ例の彼はほんと笑えますけど。
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金田一といえば古谷一行やった私も
もはや石坂金田一以外考えられねぇってくらい
洗脳されてしまった。

しかし2回目言うけどほんとこの名探偵は
3人くらい死なないと謎が解けないもんやね。
殺人も回を重ねりゃそりゃ犯人もボロを出すわさ。

2006年版の犬神家もはやく見やんと。
Sukekiyo
スケキヨさんを書いてみた。
ちょっとハニかんでます。
似てますか?




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2007年7月18日 (水)

『夢見るように眠りたい』

『夢みるように眠りたい』

1986年   日本   86分
監督 林海象
脚本 林海象
出演: 佳村萌 、佐野史郎 、大竹浩二 、松田春翠 、吉田義夫 、深水藤子 、大泉滉 、あがた森魚 、小篠一成 、中本恒夫 、中本龍夫 、十貫寺梅軒 、

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モノクロにサイレントと言った手法を使いノスタルジーを誘う独自の世界観を作り上げた、林海象監督デビュー作。私立探・魚塚に、月島桜と言う老女から、娘の捜索依頼が舞い込む。依頼を受けた魚塚が手掛りを元に捜査を開始すると・・・。







ゆでたまごが食べたくなる映画。


なんか登場人物というよりも、
監督やスタッフ、役者さんたちの
言うなれば"こっち側”の人間の意気込みというか
思い入れを感じた。
作り物っぽい演出やわざとらしい格闘シーンも
全部愛がある。


もはやネタバレですが、
「彼女が本当に探していたのは、映画のラストシーンなんだ。」
っていう言葉に地味に感動した次第です。

現実の、探偵による娘探しからはじまった謎解きが、
映画の中のストーリーに重なっていき、
女優が求めた最後のシーンへとつながっていく。
その現実と映画の世界が交わっていく。
これは過去を求める話。
喝采の思い出
ライトをあびる高揚
完成し得なかった映画

死を迎える老女の最後の願い。

愛情というより執念に近い思いで完成されたラストシーンを見て
安らかに死んでいった女優。
その魂を、探偵がやさしく運び出すラストシーンに
これまたぞわぞわしました。

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佐野四郎がかっこいいと初めて思った。









なんかDVD特典の副音声による佐野四郎と監督の対談で、
監督が
「撮影したフィルムをどこかの駅に置き忘れて、
 あぁこのまま電車に飛び込もうと思った。」
っていうエピソードがあり、
やたら身につまされるものを感じた私です。
みつかって良かったね、ほんと。


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2007年7月 1日 (日)

『夜ごとの美女』

恋愛睡眠をみるまで大事にとっておいたこの映画も
やっと観ました。


『夜ごとの美女』
1952年   フランス   87分
監督 ルネ・クレール
脚本 ルネ・クレール
出演:ジェラール・フィリップ 、マルティーヌ・キャロル 、ジーナ・ロロブリジーダ 、マガリ・ヴァンドイユ 、マリリン・ビュフェル 、レイモン・コルディ 、、、

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貧しい音楽教師のクロードはピアノを弾けば、アパート前のガレージの親父に怒鳴られ、学校に行くと生徒たちにバカにされ、作曲コンクールの作品も進まず、面白くない。安らぎを得られるのは夢の中でだけ。夜ごと現われる夢の美女たちと恋を囁きあう。だが、ふいに目覚めさせられ、再び夢の世界に戻ろうとすると、どの夢もギクシャクとしてしまうのだった・・・。


あら、男前だわこの人。
というのが一番目の感想。
すんませんすんません。
ちゃんと内容観ます。

現実と夢、夢の中の時代と時代を
縦横無尽に行き来させるカメラ、
見入りましたよこれは。

騒音だらけ嫌なことだらけの日常、
こりゃあ夢の世界に逃げたくなるわなぁ、
と思う。

最後の夢の中の美女、シュザンヌと
現実世界で対面するシーン、
夜の対面で、クロードとシュザンヌの
夢の中での約束、輪廻を感じるシーン、
良いですね~。夢と現実がつながる感じ。

しかしなにより主人公に振り回される
友達が面白かったりしました。
私やったらこんなやつ殴って眠らすけどね!(笑)

「昔はよかった」じいちゃんもやたら存在感ありやし、
最初は主人公にとって甘甘やった夢がだんだん破綻していき、
夢の世界から逃げ出すために
ラストの書割のような怒涛のセットで
時代を突っ走る主人公と友人たちのシーンがやたら好きでした。
ワクワクします。大好きです。

苦くてあまーい、かわいらしい映画、好きですよ、私は。


ところで、ぜんぜん関係ない話になりますが、
昔読んだ星新一?のショート・ショートのひとつに
こんなのがありました。

日常生活がうまくいかない男が、
ある店で薬を買う。それは、
「現実生活が順風満帆になる薬、その代償に、悪夢を見る。」
夢くらいべつにかまわない、と薬を飲む男、
怖いぐらいにうまくいく生活、しかし、毎晩襲う悪夢。

そのうち悪夢に耐えられなくなった男性が、
「もう嫌だ、悪夢は見たくない。」と店主に言うと、
「なら良い夢を見る薬を差し上げましょう、そのかわり、、、、」


ってな話があって、それがやたらと怖かった覚えがあります。
でもなんかの本で読んだけど、
夢ってほんまに現実世界とのバランスをとる役割があるらしいね。


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『恋愛睡眠のすすめ』

最近、目の下に原因不明の赤い発疹ができ、
(はしかではない、断じてはしかではない)
それを隠すために毎日メガネを着用してたんですが、

メガネ生活3日目くらいの頃、
うちの会社の美人PDさんに

「あら、まるちゃん、そのメガネ姿、フランス人女優みたいよ。
 そう、シャルロット・ゲンズブールとかジェーン・バーキンのよう。
 似合ってるね。」

と言われ、

「えへ~、そぉですかぁ~?」

とデレデレになって喜んでた最近の私です。

うれしくて毎日メガネ着用してたら
あだ名がアンジェラ・アキになりました。

いやいや、メガネと黒髪だけやん、似てるの。
もろしょうゆ顔よ、私。


ということで、そのシャルロットさんが出てた映画、
というか私の愛する彼が主演の映画を観てきました。


『恋愛睡眠のすすめ』
2005年   フランス  105分
監督 ミシェル・ゴンドリー
脚本 ミシェル・ゴンドリー
出演: ガエル・ガルシア・ベルナル 、シャルロット・ゲンズブール 、ミュウ=ミュウ 、アラン・シャバ 、エマ・ドゥ・コーヌ 、ピエール・ヴァネック 、オレリア・プティ 、サッシャ・ブルド、、、

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ステファンは父の死をきっかけに、住み慣れたメキシコから母のいるパリへ帰郷する。彼はアパートの隣に引っ越してきたステファニーに恋をするが、なかなか思いを伝えることができず、次第に彼女との関係が成就した夢の世界に逃避するようになる。 (シネマトゥデイ)




先に観た会社の人が
「とんだオシャレ映画。」
って言ってたので
逆にすんげぇ興味もって行った。

ガエル君の気持ち悪さを
「かわいー!」って言えるかどうかが
ファンかファンじゃないかの分かれ目なのだろうかと
思いながら観た。
とりあえず
ベッドシーンが無い彼を見たのは久々です。
(バベルは無かったけどね。)

夢と現実がごっちゃになってるというか
夢遊病のごとき彼の行為は
なんか痛々しくて悲しくなってしまった。
そしてやたら疲れた顔のシャルロットにも
心が痛くなってしまった。
昔映画で観た、
若い頃の彼女は本当に輝いてたのよ。

全体的にオサレ雰囲気漂う映画、
手作り感あふれるかわいい世界、
でも全体的に感じるこの廃退的な感じはなんなんやろう。
なんでこんなに暗い気持ちに私はなるのだろう。
そのギャップに耐えられなくなった私を少し癒してくれたのは、
ラストの眠るガエル君の頭をなでるシャルロットの姿でした。
最後にきて初めて、シャルロットが素敵だと思った。


大好きシーンをひとつあげると、
シャルロットの部屋に侵入てしたガエル君が見つかった瞬間、
とっさにベッドにうつぶせになるシーンがすごく好きです。
人間ってとっさにああゆう意味のない動きを見せる。
やたら笑ってしまいました。

そしてひとつ驚いたことが。
この映画を観たその夜、
昔とてもとても好きだった男の子の夢をみたことです。
自分の影響されやすさに驚きました。
夢の中でしっかりその人と会話しましたが
何を話したかは秘密です。


最後にガエルくんでお別れ。
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はい、
男前ー!

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