駅を歩いていたら、
「ちょっとすみません。」
と、
男の子に声をかけられた。
道を聞かれるのだろうと思って「いいですよ」って言ったら、
おもむろに少年はこうきりだした。
「ボクは19年と3ヶ月、彼女がいないんです。」
と、、、、
とっさに体の全細胞が、私のスタンドが
「ヤバイ!ヤバイ!ハヤクニゲロ!」
って警告をだしたのですが、
彼の全然笑ってない真剣な目と震えた両手の握りこぶしの
恐怖に負けて「は、はぁ、、、そうなんですか、、、。」
と返事してしまった。
そこから始まる彼の語り。
「っていうかね、彼女ほしいなって思ったのは中学生くらいなんですよ。大体そのころから漠然と、“あぁ彼女ほしいなぁ~”って思うようになって。笑)で自然にできるものだと思ったら、中学のときも高校になっても専門入っても彼女はまったくできない。バイトもはじめたけど、男ばっかりだし。もうね、男はいいんですよ、男は要らないんですよ!!!!クラスの子に彼氏いるのか聞いたらみんな「いる」っていうんですよね。まぁどこまで本当かはわからないですけど笑)正直学校行くのとか辛くて、最近自殺とか真剣にかんがえているんですよね。ぼくみたいな人間は死んだほうがいいんですよ。で僕はどうやったら彼女ができると思いますか?」
、、、、うぉぉそこで質問かい!
いきなりドロップ的変化球を投げられた。
しかしここは私も23歳。
悩める男子に真剣に答えてやろうじゃないか!
っと思いこう聞いた。
「彼女がほしいほしいってさっきから言ってますが、
それは恋愛がしたいってことなんでしょうか。
あなたは自分から誰かを好きになることはないの?」
お、我ながらオトナないい質問だ。
と心の中でグー!ってしてたら
『ありませんね。』
と即答されてしまった。 、、、ス、スミマセン(((( ;゜Д゜)))
「僕はね、自分のことを好きになってくれる人ならだれでもいいんですよ。で、友達がアドバイスくれて“駅で知らない人に声かけてなんで彼女ができひんか聞いてみいや。”って言われて。で、今ここにいるわけなんですが。前に質問した人には“ネットのオンラインゲームで出会って結婚した人もいるらしいですよ”っていわれたんですけど、僕、家でオンラインゲームできないんで。そういうの無理なんです。やっぱりあれなんですかね。こういうところで付き合ってくれるのは軽い女しかいないんですかね。僕はね、いい20歳を迎えたいんですよ。いい二十歳を迎えたいんですよ!!!!!ところで彼氏いるんですか?」
うぉうまた質問かい。
これはいるって言ってもなんか怖いし、
いないって言ったら話がまだ続きそうだし
曖昧なニュアンスの返答を返したら、
「、、、、ちょっとまってください。彼氏がいるなら先に言ってほしい。
、、、、、ぼくの時間を返してくださいぃぃぃ!!!」
彼、絶叫。
私、唖然。
そしてわきあがる感情。
「、、、、それはこっちのセリフだよ、、、!!!!!」(口にはだせず)
だいたいさぁ、
さっきから聞いてればさぁ、
甘えんじゃないよまったく。
同情の念と呆れの思いと憤りをこらえて振り絞った一言。
「、、、がんばってください、、、」
言い残して去ってきました。
かれは今日も駅のホームに立っているのでしょうか。
彼女いない暦が19歳4ヶ月以上の男子、
励ましに行ってあげてください。
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