また一つ見終わる。
すごい面白い!とまではいかないけど
わりと好きな感じではありました。
『イリヤの空、UFOの夏』
夏休み最後の夜、学校のプールに忍び込んだ浅羽直之は、手首に銀色の球体を埋め込んだ不思議な少女「伊里野加奈」と出会う。新学期、伊里野は浅羽のクラスに転校してきた。他人とのコミュニケーションを苦手にしているらしい伊里野だったが、浅羽には心を開き、学校生活を通じ、親密になっていく。しかし頻繁に校内放送で呼び出され、時に不思議な「反応」を起こす…。
君とボクの世界。それがセカイ系。
地球の未来を背負った謎の少女と
何にもできない普通の男の子。
自分達の周りで起こっている“センソウ”
現実感のない言葉だけど、確実に彼女はそれに関与している。
薄々は解っているけど、知ったところでどうすることもできない。
女の子は彼を好きという感情のみが支えになり、
でも男の子にはそんな彼女を守るすべはない。
なんだか「最終兵器彼女」を思い出しました。
でもあれと違うのは実際の戦闘の描写はほとんど無いこと、
あとあれはそんな状況下での生々しい性の描写が
すごい際立ってたけど、これはそれも無い。
ほんまに子供の恋愛って感じ。
でも子供は、自分の大切なものを取り上げられそうになったら
異常な狂気をみせるでしょ、
そんな子供のような感じなんですよ、イリヤ嬢は。
イリヤ嬢がすごくかわいいのよ。
純粋な感情むきだしで。
学校に来る理由・浅羽がいるから
部活に入る理由・浅羽がいるから
自分が戦う理由・浅羽がいるから
これだけ。これが彼女の生きる存在意義。
浅羽の持ち物をいろいろパクって作った
「浅羽袋」をお守りにしたりするとこも異常で良いね。
そんなにイリヤに思われてる浅羽はすごいヘタレボーイ。
でも浅羽は浅羽なりに頑張ったと思うよ、
何にもできない、なんの力も無い彼が
イリヤにしてあげれる最大限の事を。
でも結局、彼がイリヤにしたすべてのことは、
戦場に出撃する彼女の背中を押すことになるのだけれど。
髪が真っ白になったり、血を吐いたり鼻血だしたり
眼が見えなくなったり、発作で心臓に注射4本刺されたり、
ボロボロの状態で戦うイリヤ嬢の最後の言葉、
他の人なんかしらない。
みんな死んじゃってもしらない。
浅羽のためだけに戦って、
浅羽のためだけに死ぬ。
浅羽だけで、いい。
という感じで、イリヤの浅羽への思いは痛いほどわかるんです。
が!
肝心の浅羽はなんだかなにを考えてるのかよくわからない。
ラストにかけては“イリヤを守る”という意思がありますが、
前半の彼のグダグダ感はなんとも好きになれない。
彼の行為は時に本当に誠意がないと感じる。なので
根本的に浅羽という人間を私は好きになりきれない。
見終わった感じもなんだか中途半端でした。
30分の全6話、どこに終わりを持っていくのかと思いながら
観てるとあのラスト。今までのことが
浅羽のひと夏の思い出みたいな言い方してて、
うーん、違うんじゃない?って思った、
一瞬でイリヤとの出来事が過去のことみたいに感じてしまったし。
なんかよくわからんうちに戦争も終わったようやし。
「イリヤと浅羽の淡い恋」と「課せられた過酷な運命」
が主軸なのだろうけど、それが展開が速いせいもあってか
なんだかどっちつかずで、終わりの印象がブレました。
あ、それと
「半分の月が〜、、」を見たときも思ったけど
いい大人が自分の感情にまかせて子供を殴っちゃいかんよね。
しかもグーでボコボコに。
すごく見てて不快なシーン。
好きなシーンをあげれば
イリヤVS晶穂の大食い対決がなかなかスピーディーで
バカバカしくて面白かった。
その後食べすぎで倒れ、ちょっと2人が和解した時に発した
イリヤの言葉、
「晶穂に取材に行こうって言われた時に、絶対どこか
ひと気の無いところに連れて行かれて殴られると思った。」
っていう言葉もかなり面白かった。
素直に言いすぎ!!
そしてなによりなにより!
第3話・学園祭の時の、浅羽とイリヤのフォークダンスのシーン、
あれはすごい!ちょっと鳥肌が立ちました。
すごく好きなシーンです。一見の価値ありですよ!
“学園祭”というシチュエーションはほとんどのアニメにおいて
全体の流れとは関係なく唐突に挿入され、
各登場人物の恋愛模様を進展させるためにある格好の場だと
私は思ってます。
これもまたしかり。
でもそれでもいいの。そうゆう青春って大事やと思うから。
というわけでいろいろ言いたいこと言いましたが、
前半のコメディタッチの学園生活から
後半にかけての怒涛の展開に身を任せてみれば
そこそこ面白く観れたアニメではありました。
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